トップページ > 高橋産業経済研究財団について > 理事長あいさつ
当財団は、「わが国の産業経済の高度化及び国際的な経済交流の促進に寄与する」ことを目的とし、日本ミネチュアベアリング株式会社(現在名 ミネベアミツミ株式会社)元社長の高橋精一郎氏が所有する同社株式と、発起人の一人である高橋高見氏の関係する同社及び高橋商会(現社名 株式会社啓愛社)の寄附金を基本財産として、昭和47年4月に設立されました。
設立以来、産業経済発展のための調査研究・科学技術開発を行っている全国の大学の研究機関の研究者、及び民間の研究機関・団体の推進しているプロジェクトに対し、財政的助成援助事業を行ってまいりました。
その助成援助対象は、学術・科学技術を中心に、国際相互理解の促進・経済協力、地球環境の保護、再生可能エネルギー、青少年の健全な育成等の多岐にわたる分野であり、当財団の当初の目的である「わが国の経済社会の発展と国民生活の向上に寄与」して、今日に至っています。
当財団は、公益法人制度改革による公益認定を受け、平成23年4月1日に公益財団法人として新たなスタートをいたしました。
そして、平成24年度からは当財団として初めて東南アジアのタイとカンボジアの大学への助成援助を行いました。当財団からも、これらの大学を訪れましたが、しっかりした目的意識をもった若い研究者の熱意と、当財団の助成に対する期待を強く感じました。これからも東南アジアの大学への助成活動を推進してまいります。
公益財団法人は、国や地方公共団体ではなかなか出来ない、きめ細やかな助成援助を民間の力で行うことに意義があると考えます。
当財団は、昨年4月に設立50周年を迎えました。今後とも、設立の目的をしっかりと心し、いろいろな分野で意欲を燃やす多くの研究者への助成援助を通じて、より一層の社会貢献に邁進してまいります。
皆様の更なるご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。
令和5年4月
公益財団法人 高橋産業経済研究財団
理事長 貝沼紀子